大人の虫歯予防・・・・歯が欠けた!!(くさび状欠損)

長年の酷使に耐えている大人の歯は歯茎の退縮、治療した痕、そして欠け・擦り減りがあるうえ痛みも出にくく、リスク大。

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今回は、歯ぎしりや食いしばりをする方に多くみられる“くさび状欠損”に注目します。
歯ぎしりやくいしばり等で、強い力が歯に加わり続けると、根元のエナメル質に細かいヒビが入り、剥がれおちてしまいます。
すると、柔らかい象牙質が歯磨きなどで削られ、くさび状に失われていきます。
汚れが溜まり易く、象牙質は酸に溶けやすいため大変虫歯になり易い状態です。
しみたり痛んだりすることは少ないため気付かないことも多いようです。
虫歯になる前に早期に治療することをお勧めします。

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―痛みが出にくい理由は?―

外部から刺激が加わるとその刺激をブロックするために歯の内部で象牙質が増えます。
するとある程度の刺激を加えても神経には伝わらず、痛みがでにくくなります。
歯を守るための生体反応ですが、自覚症状がないと早期発見ができないこともあります。

歯ブラシでゴシゴシこするとますます象牙質を失ってしまいます。

ブラッシングはやさしく、そして定期的に歯科医院で診てもらいましょう!