高血圧!薬で歯茎が腫れる?

高血圧薬物性の歯肉増殖症 その症状と治療

高血圧で降圧剤【カルシウム拮抗薬】を服用している患者さんの中の一部の方に、副作用による薬物性の歯肉増殖がみられることがあります。

特徴

歯周病1.jpg

歯肉炎や歯周病の腫れとは違い、歯と歯の間を中心に弾力のある硬さのふくらみが、結節上にみられます。

うっ血していて出血しやすくなっています。

肥大によって歯茎と歯の隙間が大きくなり、食べカスなどがたまり細菌感染を起こしやすくなっています。

歯周炎(歯槽膿瘍)と同じように独特の口臭がします。

治療

歯科医院での徹底した歯のクリーニングと、患者さんの理解、日頃の自身でのケアが必要です。

きちんと治療することにより、歯肉の腫れは治っていきます。

薬を服用していても、 続けてきちんとメンテナンスすることにより、健康な歯肉の状態を維持することができます。

又、内科の先生に相談し、可能ならば降圧剤の変更を検討してもらってください。

 

<主なカルシュウム拮抗薬> 

  • サプレスタ顆粒
  • ベック顆粒
  • ランデル錠
  • ヘルベッサー
  • ニコデール
  • ペルジピン
  • ヒポカカプセル
  • コニール錠
  • カルスロット錠
  • アテレック錠
  • シスカード錠
  • シナロング錠
  • バイミカード錠
  • バイロテンシン
  • 錠アダラート
  • ニバシール
  • スプレジール
  • ムノバール
  • アムロジン 
  • アムロジピン

*ご自身の判断で薬を中止せず、かかり付けの医院でよくご相談ください。