高血圧!薬で歯茎が腫れる?
薬物性の歯肉増殖症 その症状と治療
高血圧で降圧剤【カルシウム拮抗薬】を服用している患者さんの中の一部の方に、副作用による薬物性の歯肉増殖がみられることがあります。
特徴

歯肉炎や歯周病の腫れとは違い、歯と歯の間を中心に弾力のある硬さのふくらみが、結節上にみられます。
うっ血していて出血しやすくなっています。
肥大によって歯茎と歯の隙間が大きくなり、食べカスなどがたまり細菌感染を起こしやすくなっています。
歯周炎(歯槽膿瘍)と同じように独特の口臭がします。
治療
歯科医院での徹底した歯のクリーニングと、患者さんの理解、日頃の自身でのケアが必要です。
きちんと治療することにより、歯肉の腫れは治っていきます。
薬を服用していても、 続けてきちんとメンテナンスすることにより、健康な歯肉の状態を維持することができます。
又、内科の先生に相談し、可能ならば降圧剤の変更を検討してもらってください。
<主なカルシュウム拮抗薬>
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*ご自身の判断で薬を中止せず、かかり付けの医院でよくご相談ください。